※この記事はセンシティブな内容を含みます。
こんにちは！ミルミルです。うつ病と診断され夫が休職して5ヶ月目。まだこの時点では双極性障害とは分かっていませんでした。毎日お金を湯水のごとく使う困った夫。そんな夫がさらに裏で驚くような行動を起こしていました。私の人生で一番ショッキングな出来事。その衝撃の内容は・・・
双極性障害のことを知らない方は、コチラから先にご覧下さい⤵
chocokuro01.hatenablog.com
前回の内容はコチラ⤵
chocokuro01.hatenablog.com
夫婦で心を病みました 優しい夫が双極性障害を発症したあの日から (コミックエッセイ)
- まえがき
- 悲劇のはじまりはiPadのカレンダー
- 女性の名前で埋まったカレンダー
- 義妹に相談「それってパパ活じゃない？」
- 人生初！一睡もできずに朝を迎えた
- 【家族の会】を知っていますか？
- あとがき
- 最近読んで良かった本
※今回は少しセンシティブな内容ですので閲覧される際はご注意ください。
まえがき
この出来事が起こった時もまだ夫が"双極性障害"(躁うつ病)ということが分かっていませんでした。今思えば夫はこの時、すでに激躁状態で、この後でお話する衝撃の行動も双極性障害という病気が原因だったと理解できます。
理解できても許せるかはまた別の話ですが・・・
悲劇のはじまりはiPadのカレンダー
我が家にはi-padが1台あります。
夫名義の物ですが、私も自由に使える状態でした。
夫のi-phoneとi-Padは同期されている状態なのですが、夫はそのことに気づいていませんでした。
私もこの出来事が起こるまで気づいていませんでした。
そんなある日、いつものようにi-padを使おうと思い、画面に目をやるとカレンダーがパッと目に入りました。
普段は予定が入っていなかったので、それまで気にも留めることもなかったのですが、その日は予定が入っていた為、文字に目が行ってしまいました。
そこに書かれてい文字を見た瞬間、一瞬にして凍りつきました。
書かれていたのは・・・
"Rちゃんとデート”
・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・。
えっ？
Rちゃんって一体誰？
今日は会社の人達と会うと言って出かけたはず。
なんでそこに女の人の名前が入ってるの？
気になって思わず、カレンダーをタップしてしまいました。
そして
このカレンダーを開いた瞬間
そこには到底受け入れ難い予定がズラズラと書かれていました。
女性の名前で埋まったカレンダー
カレンダーを開くと、1か月の予定表が出てきました。
それを見た瞬間
私は、サーーッと全身の血の気が引くのを感じました。
そこに書かれていた翌日の予定は
”Kちゃんとディナー”
事前に聞いていた翌日の予定は
「サークル仲間数人と飲みに行く」
でした。
さらに翌週の水曜日～土曜日までは
大学時代のうつ病を克服した友人に会いに大阪へ行く
と本人が言っていたのに、そこに入っていた予定は・・・
水曜日
Aちゃんとランチ 1万
Bちゃんとディナー 1万5千
木曜日
Cちゃんとランチ 1万5千
Dちゃんとホテル 3万
金曜日
Eちゃんとランチ 1万5千
Fちゃんとホテル 3万
土曜日
Gちゃんとお茶 1万
ズラーっと女の子達の名前が書かれていました。
しかも、ご丁寧に
・何を食べるか
・何をするか
・相手と行く場所
・相手に渡す金額
まできちんと書かれていました。
(実際には、ホテルでの行為に関して、もっと生々しく書かれていましたが、あまりにも不愉快な気持ちにさせてしまうので省かせていただきました。)
目の前に書かれている予定がとても信じられませんでした。
これは誰の予定表なんだろう？
ネットがおかしくなって、他人の予定が同期されているのかな？
とトンチンカンな事を思った程です。
人は到底受け入れがたい事実を突きつけられると、必死で否定しようとする生き物だということを実体験しました。
これは自分の心を守るための自己防衛本能の一つなのかもしれませんね。
少し話が逸れましたが、
大阪に行くのは、うつ病を克服した友人に会って話を聞くためと言ってた夫。
私は、本人の病気が良くなるための行動ならと思い旅費の事も目を瞑って許可していました。
そんな私の想いは完全に裏切られる形となりました。
今まで、夫のことを真面目な人間だと思っていただけに、この衝撃的な内容に頭の中はパニック。
夫は私の事をずーっと騙していたのか・・・
と思うと人間不信になりそうでした。
そのうち
大阪まで行って、お金を使って女遊びって一体どーいうことー？？？？そんなお金があるなら私に使うべきじゃない！？
と腹が立ちはじめました。
ずっと私の事を騙していたの？病気は嘘なの？治るようにと思って病院も毎回付き添って薬の管理をしたり、家で何もしなくても我慢してきたし、本人がやりたい事をやらせて、色々心を砕いてきたのに・・・完全に裏切られた！！
という気持ちも湧いてきました。
そして、
人ってここまで他人を騙し続けられるもんなんだ・・・
と思うと、とても悲しくなりました。
妻、女性としてのプライドもズタズタにされた気持ちになり、書かれている女性達に強い嫉妬心も抱きました。
一気にいろんな感情がごちゃ混ぜになり、自分自身どうしたら良いか分からなくなりました。
すぐに問い正そうかと思いましたが、いくらi-Padが共用とはいえ、勝手にカレンダーを見たことを言ったら逆ギレされるかもしれないと思い踏みとどまりました。
やはり夫が休職して４ヶ月目以降、怒鳴ることが増えた夫を間近で見ているので、本人を本気で怒らせたら何をしでかすか分からないという恐怖がありました。
4ヶ月目の内容はコチラをご覧下さい
chocokuro01.hatenablog.com
ただ、
なんとかこの予定を阻止したい！！
でもどうすれば良いのか？
誰に相談したらいいのか？
こんな衝撃的な内容は義母に言えないし・・・。
でも夫の事を知ってる人じゃないと状況がわからないだろうし・・・。
と散々悩み思いついたのが、義妹でした。
義妹に相談「それってパパ活じゃない？」
義妹にLINEで相談すると、
それってたぶんパパ活じゃない？
と私の頭の中は、はてなマークでいっぱいでした。
私はこの時初めてパパ活について知りました。
※パパ活とは…
女性が男性とデートし、その対価として金銭の援助を受けること。デートの内容に決まりはなく、食事に付き合うだけ、性行為までOKなど様々なパターンがあります。
ひとまず翌日の予定が分かってるなら、現場に張り込んで証拠掴んでから、問い正した方が良いと思う。時間と場所を教えて
さらに義妹は、
パパ活ならアプリで連絡とっているはずだから、何か怪しいアプリの通知が来てないかチェックしてみて
と言いました。
そんなアプリがあるという事も初めて知りました。
夫が帰宅し、お風呂へ入ってる隙を狙って、スマホの画面を見ました。
スマホ自体はロックがかかっていましたが、通知は見れました。
スマホの通知画面を見るとやたら多いのが
【paters】
というアプリからの通知でした。
その事を義妹に伝えると、義妹はそのアプリに登録し早速探りを入れてくれました。
そして、義妹の読み通り夫の情報がそこに・・・
その登録情報を私にも見せてくれましたが、それを見た時の私の心境は
この人は一体誰なんだろう・・・
私の知っている夫はどこへ行ったんだろう・・・？
元々こういう人間だったのか？
私はずっと騙されてきたのかな？
答えの出ない自問自答を繰り返して、心はザワついていました。
ひとまず翌日、義妹が現場で証拠を掴んで来るということになり、任せることにしました。
人生初！一睡もできずに朝を迎えた
一気に色んな事がありすぎて、その日の夜は人生で初めて一睡もできませんでした。頭の中でいろんな思いがグルグル巡って、布団の中で夜通し泣いていました。
元からこんな人だったのか？
良くなるようにと散々世話をしてきたのにこんな裏切り酷すぎる！
男を見る目がなさすぎて悲しくなる
自分が惨めに思えてきた
一睡もできずに朝の6時を迎え、気分はとても重く食欲も完全に失われてしまいました。
浮気や不倫をされた人達の気持ちが、この時、痛いほどよく分かりました。
できればこんな経験したくなかったです。
それまで自分には無関係な話題だったので、自分の身に急に降り掛かってきて、心が全く追いつきませんでした。
この時ばかりは、私まで鬱になりそうでした。
幸い、鬱にならずに済んだのは、身近に話を聞いて力になってくれる存在があったからだと思います。
一人で悩んていたら、私まで精神を患うことになっていたと思います。
支える側も誰かに支えてもらえる環境作りがとても大事です。
【家族の会】を知っていますか？
一人で精神疾患の人を診ることは到底無理です。
確実に共倒れします。
身近に話ができる環境がない方は、精神障害者の家族会という場所がありますので、ぜひ利用してみて下さいね。
家族会では主に
語り合う
相互交流
情報交換と手助け
が行われる場となっています。
みんなねっと
https://seishinhoken.jp/profile/families
ノーチラス会
http://bipolar-disorder.or.jp/
同じ経験をしている者同士で語れる場はとても貴重だと思います。
周りに相談できる方はいらっしゃらない場合はぜひ参考にしてみて下さい。
あとがき
今回は、夫が妻に隠れてパパ活をしていた話でした。当時は、夫が双極性障害と分かっていなかったので、この行為が本当に許せませんでした。
後から、双極性障害の人は躁状態になると性的逸脱をしてしまうことがあるというのを知りました。
それを知ってからは、この問題を根本的に解決するには、病気を治療するしかないという結論に至りました。
双極性障害の人を支えるのに必要なことは
①病気の症状への理解
②どんな事が起こっても振り回されない精神力
③支える側の自分を支えてくれる環境づくり
これらがないと、支えていくことは困難だと思いました。
最近読んで良かった本
電子版のマンガなので購入後すぐに読めます。私と同じ双極性障害の夫をサポートする側の人が描かれたマンガなので、共感できるところが盛り沢山でした。ここに描かれている状況と同じことが私にも起こったので、双極性障害のリアルを知りたい方は、ぜひ一度読んでみてください。
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